相対音感の練習方法について例を交えて紹介します。
相対スケールのススメで相対音感について少し記載しましたね。
「ある音を基準として、他の音の高さを判別する感覚」
今回は、スケールの中で、「ドレミファソ」の5つの音を1セットとして
ひとまとまりの音の距離感を養うトレーニングです。
曲のキーを基準としてスケールを楽譜に書くと読みやすくなるというお話はしましたね。
曲のキーが変わると、絶対音は変化しますが、スケールには変化がありません。
「ドレミファソラシド」の移動感覚というのはキーに左右されないものなのです。
ではそれを踏まえて下の例を聞いてみてください。
これは、キーCをスタートとして「ドレミファソ」のまとまりを弾き、次に「ド」と「ソ」いわゆる5度の音を弾いています。
そして、キーを半音ずつ上げ、Eからの「ドレミファソ」までを弾いています。
この音源を利用しての練習方法は、まずはじめの「ドレミファソ」を聞いてから5度の音がなっている間で自分で「ドレミファソ」の音を発声します。
※2回とも一緒に発声してももちろん良いです。
なぜ5度の音を鳴らしているのか??
これは、経験上のお話ですが、キーを変化させて「ドレミファソ」の音を発声するときに5度の距離がブレてしまう人が多くいるためです。
おおむね「ソ」が低くなってしまうことが多いので、5度の音を鳴らしておいてそこまできっちりと上がるように練習してください。
※もちろん他の音も注意してくださいね。
C〜Eまでだと、女声にはつらい音域になると思いますのでF〜Aもサンプルとして付け加えます。
この音源だけではやりづらい部分もあると思いますのでみなさんお手持ちのキーボード等を利用して、他の音域も練習してみてください。
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