2014年3月11日火曜日

ハミングの活用

ハミングがどういう成り立ちをしているか考えたことはありますか?

声は声帯に空気を送り込み、声帯が震えることで鳴るという仕組みについては
知っているかと思います。
ギターの弦を掻くと音がなるのと同じような仕組みですね。

さて、この声帯で産み出される音のことを「喉頭原音」と呼びます。

人の声は、この「喉頭原音」を口腔などでの共鳴を経て加工された結果が発されております。


さて、ハミングに話を戻しますがハミングで発せられる声というのは、この「喉頭原音」に最も近い音と言われています。

もちろん、鼻腔での共鳴を経ているため加工された音ではあるのですが、口腔から発せられる音に比べると近いという解釈になります。

では、このハミングをどう活用するかと言うと

「加工されていない素の音を知る」

つまり、ハミングで発する音は自分の一番自然な声であるわけです。
すなわちその音をまず知ることで自分の素の声を知り、加工されていない声を認識し直すことにつながります。

歌い回しの肉付けで自分の歌い方のクセを取り外し、プレーンな状態から歌い回しを組み立てるということを書きました。

このハミングを利用して、自分の声もプレーンな状態を知り、改めてくみ上げることを意識してみてください。



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