2014年2月9日日曜日

口の形について①

アカペラは楽器のイメージを口で表現することが多いので、ただのuhでも唇の形、口の中の形、舌の位置が曲のイメージごとに変わってきます。

弦楽器に近い音にするなら口の中を大きく広げるとか、母音を強調するなら唇をしっかり"ウ"にするとかがありますね。

楽器の音を再現する場合はその楽器の音の成分によく耳を傾けましょう。

音の成分が高いところに集まっているとか、低いところが多めだなといったことを分析して自分の声を似せるような取り組みが必要です。

楽器に似せるといえば、ベースの人にありがちなのが、歌い方が固定されていてどんな曲でも慣れているdnとかdmを使っちゃうケース。 

フレーズのキレをよくするためにdmを使うとか、流れをつなぐためにdnを挟むとかケースbyケースで使い分けるとよくなることが多いですね。


口の形に関連してやりがちなことが一点。

音が若干低いとか高いときに口の形を無理に変えて調整をしようとすることはありませんか?

音の成分の変化で目的の音に近づいているように聞こえがちですが、実際には根本的な音程はかわっていないです。
もしくは口の形をかえるときに音程も結局変わっているという結果もありますね。


無理な調整をすると図のように音の響きが減るので結果的にハモりづらくなると思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿